駆動バッテリーの容量測定を自分で行う

エクリプスクロスPhev 2021年モデル (GL3W) の駆動バッテリーの容量測定を自分で行う方法

エクリプスクロス Phev の駆動バッテリーの容量測定では通常ディーラーにお願いし、一部の方を除いて有料で測定することになります。

今回、その容量測定を自宅の駐車場で実行する方法を掲載します。

ネット上ではまだ自分で測定した方は居ないのではないでしょうか。

測定には充電ケーブルを接続して充電可能な環境が必須となります。

また、測定時は 全放電—>充電 が自動的に行われますが、放電時はかなりの熱風が排出される為、風通しの良い状態が好ましいです。

測定中は長時間電源の入った状態で車両から離れる可能性があるため、物理キーを使いドアロックを行う事をお勧めします。

必要なツールとして THINKCARというメーカーのスマホ通信型診断機(thinkdiag)を使います。価格は一万円前後。 ほとんどの車両メーカー対応で新しい車に対応すべく日々更新されています。

購入後一年間は更新費用は掛かりません。期限切れとなると車両メーカーの診断機能は利用出来なくなります。



こちらが診断機本体です。スマートフォンとペアリングをして利用します。また、公式アプリをインストールする必要があります。



アプリ内の「すべてのシステム全機能」から入りMITSUBISHIを選択します。車両情報などを設定し、BMUユニット内の特殊機能を呼び出すメニューに駆動用バッテリ自動容量測定という所があります。

エクリプスクロスPhevの充電ケーブルを接続し、充電状態で実行します。

当方の場合はボンネットも開けた状態で行いました。(放熱の為)



実行中は車両のエアコンコンプレッサーが聞いたことないような勢いで回りだし、放電が行われます。全放電が行われた後、充電に自動的に移行します。 全ての作業が完了するまで 7時間ほど掛かります。

測定プログラムは車両側が持っているので終わるまでスマホアプリを終了しても問題ありません。

終了後は駆動用バッテリ自動容量測定ボタン内のデータで「容量測定(MUT)完了履歴」が有り に変わります。

また、直近の測定結果は 「自動容量測定結果履歴1」に書き込まれます。

エクリプスクロス Phevのバッテリー容量は 理論値 46Ah ですが 今回の結果は 41.5Ah となり バッテリーの劣化率は約90%となりました。

また、測定時の走行距離も 記録されます。(13,632km)

当方の場合は二回測定しているので二回分記録されているのがわかります。

1回目 6,137.6km 走行時 42.6Ah (92.6%)
2回目 13,632km 走行時 41.5Ah(90.2%) 納車後 1年5か月 ほど経過



測定機能以外にも一般的な診断機の機能は利用可能でコンピューターの各ユニットのデータを閲覧する事も可能です。

もちろん、エラー発生時のエラーコード確認、消去も可能です。

他のメーカーの車両にも利用が可能で、車を買い替えても無駄にならないのも良い点です。

注意
自動容量測定を行うと車両内のBMUユニットに結果、走行距離などが記録されます。

ディーラー入庫時に診断機では測定された事が判りますので保証にどのような影響があるかは判断できかねますのでご注意ください。

3階のエアコンを設置する

前回、16年前のエアコンを撤去した場所に新しいエアコンを取付します。

三菱の霧ヶ峰 Zシリーズ 2023年 18畳モデルですが、家電量販店では35万円ほどします。同じものが住宅設備用の品番の物で24万円で入手が出来ました。10年保証込みの価格です。



室内機は横幅はそんなに長くないですが、奥行きがかなり出っ張ります。そして重いです。



前回のエアコンは自宅を購入した時に電気屋に取り付けしてもらった物ですが、貫通スリーブが適正なサイズでは無いので今回適正な物に交換します。



こちらが適正なスリーブです。



屋外側はスリーブを良い長さにカットをしてコーキング処理をしておきます。



配管化粧カバーは新しくイナバのスリムダクト SD77を使用します。長さを測りカットしていきます。



化粧カバーはサイディング用のビスで固定をしてその後取り外しコーキングを充填しながら再度取り付けします。



室内機据え付け板の位置決めを行います。一度付属のビスで固定をして下地がボードだけの所はエアコン用アンカーを使用します。



据え付け板を一度取り外し、下地が無い所にエアコン用アンカーを施工します。



据え付け板が付きました。



電源線を接続して屋外配管穴へ通しておきます。



配管を通しやすいようにコーテープで巻いておきました。



重い室内機を壁に引っ掛けたら次は屋外で配管を接続します。



配管は2分3分 5mを購入。



ドレン管もカバー内に収めてゆき、コーナー部でホールソーで穴を開け取り出しておきます。ドレン末端は防虫キャップを取り付けました。



配管がある程度終わったので配管を仮押さえしておき、室外機の架台を組んでいきます。



架台の組み立て。



架台の位置決め。



重量40kg手前の室外機を一人で抱えて架台に載せます。ボルトで固定です。乗せる直前に配管カバーを全て完成させました。



配管は長さを合わせてパイプカッターで切断します。



バリを除去します。



フレア加工します。



アサダさんのナイログを使用して接続。



真空引き(真空乾燥) は15分行いました。



簡易気密試験 5分。 変動せず。



ガスが配管内に充填された後念のためリークチェック。



設置完了。後日室外機に風向ルーバー取り付け予定



化粧カバーの末端は末端カバーを使用しました。



高級機という事でリモコンには沢山のボタンがあります。ほぼ使う事はないでしょう。



試運転。5.6kwとハイパワーなので室外機はほぼ全開にならず低速運転で静かです。スマホからの遠隔操作や 霧ヶ峰の機能であるサーモグラフィ画像(熱画像)をスマホで確認したり出来ます。

風速をロングモードにすると風量がかなり強く、テーブルに置いてある紙が流れていくぐらいでした。ルーバーは左右独立で個別に制御可能で人が居る場所に勝手に向ける機能などもあるようです。



霧ヶ峰リモートの画面です。右側窓のカーテンが太陽の熱で温かくなっているのが判ります。



この部屋は普段人が居らずサーバーの冷却が主で部屋が高温になった時に自動的に霧ヶ峰が検知をして電源が入り、冷房を始める 温度みまもり機能 を活用していく予定です。 夏場はサーバー熱もあり40度付近になります。

これからの時期はエアコン工事の繁忙期になります。量販店での購入、設置は良い職人に当たれば良いですが、一日に何台も任される為に手抜き工事の話も聞きます。

可能ならば、忙しくない時に購入された方が良いでしょう。

自分で取り付けされる方は何時でも良いかと思いますが、暑い時は取付も大変です。

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