Volvo V40 テレビキャンセラーを設置

Volvo V40 D4 SE 2016にテレビキャンセラーを設置

 

V40_TVC

AVC TVキャンセラー Volvo V40 D4 SE 2016年式対応モデル

TVC-VL1052

このモデルは センターパネルのEXITボタン長押しでバイパス回路が作動し、

ディーラーでの診断やソフトウェア更新を妨げない機構が内臓されています。

シフト位置が P ポジションの時も自動的にバイパス機能が作動します。

このモデルの欠点は取り付け時 PB製のようにコネクタ差し替えタイプではなく

付属のハーネスはぶつ切りの状態で届きますので圧着スリーブ等で結線する必要があります。

 

ほぼ、取説通りで取り付けが可能ですのでざっと掲載します。

キャンセラー本体にダイヤルスイッチがあり

車種ごとに設定する必要があります。

間違うと作動しません。

TVC1

キーはOFF(エンジン停止)状態で シフトを Dの位置に動かす必要があるので

センターパネル裏のゴム製トレーをはずし、

黄色いボタンを押して Dドライブに入れます。

(安全のためサイドブレーキは効かせた状態、平地で実施)

TVC2

 

TVC3

シフトカバーは 前方(センターパネル寄り)の方に

内装はがしを入れてはずします。(写真は後方側)

赤丸の位置にトルクスビスがありますので

二本取り外します。

 

TVC4

エアコンルーバーを内装はがしで取り外し

赤丸の位置のトルクスビス二本を取り外します。

これでセンターコンソールがはずれます。

裏側にコネクターがあるので抜いてください。

 

TVC5

メインユニットが現れるので赤丸の位置の

トルクスビス二本を取り外します。

これでユニットが手前に引き出せます。

 

TVC6

ユニットを引き出すと光ファイバーと一緒になった

コネクターがあります。

電源ラインをテスターで確認し取説と間違いがないか確認後

エンジンルームにてバッテリーターミナルを取り外します。

 

TVC7

黒いコネクタはレバーを引き上げると外れます。

他のコネクターもすべて取り外しメインユニットを取り外します。

メインユニットはHDDが内臓されています。落下厳禁です。

 

TVC8

回路図は掲載しませんので取説で確認してください。

年式によって異なります。

 

TVC9

TVキャンセラーユニットはここに

強力両面テープで固定しました。

これで完成です。(元に戻す時にコネクターの差し忘れなどに注意)

キャンセル中は本体LEDが点滅、バイパス中は点灯になります。

この位置だと最後のエアコンルーバーを戻す前に動作確認が出来ます。

 

V40_Unit

メインユニット裏側の写真。

(参考用)

 

最後に各機能の動作確認を行いました(一部弊害あり)

テレビは走行中OK

EXITボタン長押しでノーマル復帰OK

クルーズコントロールによる減速、停止OK

車間距離警告アラームOK

車間距離警告LED点灯OK

非常ブレーキについては一度作動しました。

車両斜め後方死角警告ランプ (BLIS) 点灯 OK

オートライト作動OK

カーナビ案内 OK

車速による音量補正機能は作動しない。バイパスすれば復帰

パワーステアリング、重さの設定による可変 OK

ラジオの作動OK

異常警告メッセージ無し

バックカメラの作動、復帰OK

レーンキーピングエイドによるハンドルのより戻しOK

MyV40画面にて「衝突警告」と「BLIS」が走行中であっても「待機中」の表示のままとなる。

ただし衝突警告とBLISは実際に機能していました。

表示のみ変わりません。

MyV40

上記の項目の不具合以外、今のところ異常はありません。

また、エンジン停止後、数分で キャンセラーユニットの

LEDが消灯している事からバッテリーあがりの

懸念は無いと思われます。

ご注意

今回の作業では電源ラインなどのハーネスを取り扱い

誤結線や短絡等があると車両ECUの破損、車両火災等の危険性があります。

バッテリーターミナルは取り外して作業を行い、コネクターが抜けた状態で

電源を復旧するとエラーが残る可能性もあります。

すべて自己責任作業になります。

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