停電対策にポータブル電源を試す

防災対策、キャンプ用の電源として大容量のポータブル電源を購入しましたので、キャンプで使用してみました。

ポータブル電源のバッテリーはリチウムイオン電池ですが、種類によっては衝撃、破損によって発火したりするリスクがある為、導入を見送っていました。

今回、電池に釘を刺す試験を行っても発火しない、半固体電池を採用したポータブル電源が出始め、安全かつ大容量である事から購入に至りました。

キャンプでも使用する為、ソーラーパネル(210W)も同時に入手しました。

今回、アマゾンで購入したポータブル電源は 半固体電池を採用した DABBSSON社の DBS2300 Plus です。

100Vの利用可能な消費電力は2200W
P-Boost機能利用時最大3000W
瞬間最大4000W
正弦波 50/60Hz

USB-A (x2)
5V 2.4A最大12W

USB-A 急速充電 (x1)
5V 3.0A 9V 2A 12V 1.5A、最大18W

USB-C 急速充電(x1)
5/9/12/15V 3A、20V 5A 最大100W

USB-C(x2)
5/9/12/15/20V 1.5A、30W

シーガーソケット入力
12V/24V 8A

DC5521出力 (x2)
12.6V 4A、 最大50.4W

Anderson出力
12.6V 30A, 最大378W

EPS(無停電電源装置機能) 停電時自動切り替え時間
15ms



箱から取り出し、さっそく充電をします。最大1500Wの充電で1.8時間で完了するそうです。ブレーカーの容量が小さい場合などは 600Wなど任意に充電電流(充電時の消費電力)を制限できます。



充電をしたところで、1300Wのポット、1300Wのトースターを同時使用してみました。ポットは常温水を満タン、トースターはピザをセット。



湯沸かし中に先にピザが焼きあがりました。



そしてポットの水も沸きました。



ポータブル電源の残量は79%に。バッテリーの温度によって冷却ファンが回ったりしていましたが、音は静かで問題ありませんでした。



そしてこちらは、同時に届いたソーラーパネル。210Wの発電能力がある折り畳み式です。



折り畳みなので車で運べるサイズのようです。



側面のポーチには接続のコードがあります。コネクタはMC4コネクタでソーラー各社共通の物です。このソーラーは後日試すことに。



2024年8月8日、ポータブル電源、ソーラーパネル、キャンプ道具を持って滋賀県高島市へ向かいました。偶然にも、同日の16時43分頃宮崎県、日向灘を震源とする大きな地震が発生致しました。ポータブル電源を購入したのは地震が発生する数日前でした。



テント、タープの設営が終わり、ポータブル冷蔵庫と電源をテント内へ移動。



ソーラーパネルのケーブルはテントの下部隙間から内側に通し電源へ接続。発電は150Wほど。冷蔵庫(現在冷凍設定)の消費電力は41W。

ソーラーパワーだけで冷蔵庫を稼働させ、余剰電力はポータブル電源の充電へ。電池残量は100%でこの状況が夕方まで続きました。

天気が良ければ日中は発電のみで冷蔵庫が運用出来る事が判りました。



冷蔵庫内の温度は現在マイナス7度。(設定マイナス10度)コンプレッサー内臓ですから、仕組みは家庭の冷蔵庫と同じで強力です。テント内は気温36度ほどだったかと思います。



2024/8/8 14時51分。気温は37度。実験ひと段落で、ガソリンバーナーで湯を沸かしカップラーメンを食べました。夜は温泉入ってテントに戻り炭を熾して焼肉です。次の日へ続きます。



夜は発電が無くなりますから、バッテリーで冷蔵庫は稼働させたまま。発電が無くなっても自動的にノンストップでバッテリーから供給されます。下記は翌日の朝。7時24分の時点で残量は83%、夜間はスマホの充電などにも使いましたが容量は十分。



朝はソーラーパネルの位置を変え発電再開。帰るまでに充電出来るでしょうか。



8時13分。朝食は簡単にチキンラーメン。私のキャンプの定番です。



朝食も終え、電源やソーラーを残しテントなどの撤収。帰る直前お昼12時27分バッテリーは充電され100%に。キャンプで使用した電力は太陽の力で全て取り戻しました。



今回のキャンプでは電源の容量は十分でソーラーパネルも有効利用する事が出来ました。

半固体電池を採用した安全な電源、防災用としても十分活用できそうです。

DABBSSON社のさらに大きなモデルでは、自宅の200Vのエアコンを稼働できるような物も存在します。ソーラーパネルの増設によって自宅の電源もソーラーでまかなえるようなシステムも構築する事が出来そうです。

当方の購入した物でも専用ケーブルで容量の増設も可能になっており、自宅専用としても将来的には買い足すかもしれません。

後日自宅のドラム式洗濯乾燥機も利用してみましたが、問題なく稼働させる事が出来ました。

防災用としてお勧め出来るポータブル電源でした。

Dabbsson DBS2300plus 大容量ポータブル電源 EV用半固体リン酸鉄リチウムバッテリー 2330Wh 並列接続機能対応 15年長寿命 APP遠隔操作 16660Whまで容量拡張 2時間急速充電 リン酸鉄 ポータブルバッテリー 50/60Hz切替 AC100V (2200W瞬間最大4400W)/DC/USB出力 家庭用蓄電池 ソーラー充電 非常用電源 PSE認証済

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車用ジャンプスターターの買い替え

車のバッテリー上がりの時に役立つジャンプスターターは車に常に積んでいたのですが、経年劣化で古くなったので新しいものを購入しました。

最近、リチウムイオン電池の発火などが話題ですが、発火の可能性が極めて低い、リン酸鉄リチウム電池を採用した物がありましたので紹介します。



ハチハチハウスという日本のメーカーが販売するマルチファンクションジャンプスターター ITO-16000 は 安全性が非常に高い、リン酸鉄リチウム電池を採用していて衝撃による熱変化が無いと言われており車載していても安心のバッテリーです。



私の車はPHEV車で大容量の駆動バッテリーが搭載されてはいるものの、システムを起動するバッテリーは12Vの小さなバッテリーで、普通のガソリン車のようにバッテリー上がりのリスクがあります。

最近キャンプによく行く為、山の上でバッテリーが上がれば直ぐに助けは来ない為保険の為の装備として以前から車載しておりました。

実際に、キャンプで他の方を助けた事もあります。

開封したところ、
バッテリーはしっかりとしたケースに入っていました。


バッテリー本体、クランプ、コンセント用充電アダプター、シガーソケット用充電ケーブル、USBケーブルなどが入っていました。


バッテリーにはLEDライト機能があり、この点は以前所有していたバッテリーにもありました。充電インジケーターは既に100%になっていました。


説明書も日本メーカー販売という事で日本語表記となっていました。スペックはスタート電流300A 、ピーク電流 1000Aとなっていてガソリン車でも4000cc まで対応とされていますが、Phev車の場合、システムが起動するだけなので 必要十分だと思われます。

ジャンプスターターは車載を想定して安全性のあるバッテリーを選ぶ事が重要で、価格は少し高くなりますが、車が燃えたら莫大な損失となる為価格だけで判断するのは止めたほうが良いのではないでしょうか。

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