V40 ディーゼルの煤掃除

洗車後点検第二弾です。V40 D4 ディーゼルの煤掃除をちょっとだけ行いました。

これからの作業内容は部分的な紹介であり、下記通りに作業を行っても分解不可、もしくは復旧不能となる可能性が高い作業です。復旧不可となった場合走行不能となりますのでご注意下さい。




インマニを取り外すには周辺のセンサー類や燃料パイプ等の取り外しが必要になります。洗車ついでに行いましたが狭い場所での手探りの作業も多くお勧め致しかねます。



手前のエアダクトカバーを取り外します。



エアダクトの取り外し。エアクリボックス横面のツメをマイナスドライバーで浮かして横スライドで簡単に外れます。



EGRパイプの取り外し トルクスT30とEGRクーラー側は 10mmスパナ。



燃料パイプの取り外しは両サイドの白いストッパーを押すと外れますが軽油が出てきます。更に奥のホースは青いストッパー。最初の写真の金属製燃料パイプも外しておく。



インマニの固定ボルト(対辺10)を外し、インマニ周辺の白いタンクやセンサー類も必要に応じて取り外した上でスロットルボディ裏側のM5のボルトをソケットドライバーで取り外し。スロットルボディの取り外しは スロットルボディの下部のストッパーを割り箸で浮かすと外れやすい。手前のストッパーはペンチで引く。スロットルの固定ボルトT30は4か所下から上向きに固定されていて小型のラチェットハンドルにT30をセットしてようやく外せました。(インマニが少し動く状態になってからの方が良い)



白いタンクについては1番2番ホースをタンクから取り外し白いタンク固定ボルト(T30)3か所、ストッパはラジオペンチでつまんで取り外し。残りのホースが届く範囲で逃がしておく。



エアクリーナーボックスの取り外し。バッテリー交換の方が簡単に思えてきます・・。



吸気ダクト左にあるのがスワールコントロールバルブ駆動モーター。こちらも取り外し。



金属製燃料ホースの一番左も取り外しますが軽油が出てきます。



スロットルボディの煤。4万キロではこれくらい。



清掃後。ここまで煤が無くなると気分が良いです。駆動部にはグリススプレーをしておいた。



インマニが外れた状態です。後で内視鏡で内部を確認します。



スワールバルブの駆動部は固着した様子はありませんでした。



全体的に煤まみれ。



煤でバルブの形状が分かりにくい状態に。スワール効果は低下しているものと思われる。



インマニ内部。内径が大きく変化するほどではありませんでした。



先ほど割り箸で外そうとしていた部分。



内視鏡で内部の確認。



バルブ付近の内視鏡写真。



バルブ付近の内視鏡写真 2。



バルブ付近の内視鏡写真 3。



パーツクリーナー等を使用して掃除。



煤まみれです。



ウエスとパーツクリーナーの使用。



インマニはセンサーを取り外しをしてからオキシクリーンのつけ置き。その後はジフとブラシで清掃。



つけ置き直後。少し落ちています。



つけ置きとジフによるブラシ清掃。もう少し良い洗剤等がないかが課題です。某社のドライアイス・ショット・カーボンクリーニングはそういう面ではかなり優れていると思います。



その後の様子は実走行後追記いたします。

「V40 ディーゼルの煤掃除」への13件のフィードバック

  1. 技術力凄い! 本職? 
    きっと工具類はプロ用をお使いでしょうね。
    兎に角、脱帽です。
    当然ながら、バラした後のパッキン類は新品に交換ですよね。

    1. こんばんは。
      工具については全てを合わせますと数万円を超えるかと思いますが、何かトラブル等発生時には工具に助けられる事が多々あります。

      パッキン類についてですが、インマニ周辺は樹脂によるパッキンが本体に組み込まれており外観上の判断で再使用しております。

      車以外で、一般的な設備でオイルが循環する機器のフランジ面やオイルタンクの蓋等に使用されている繊維質のパッキンは一度フランジを分解しますと破れる事があり再使用不可と判断しています。(これは業務上の話ですが)
      同種類のパッキン等は使用されていませんでした。
      ディーゼルエンジンは末永く運用するにはガソリンエンジンよりいっそうメンテナンスが必要なエンジンであると今回の件で思いました。

      手軽な洗浄として、ワコーズのD1も何度か使用しています。

  2. akiです。遅レス失礼。
    こういう作業って、やって間違って、違うところいじってまたばらしての繰り返しの上に成り立って、写真も撮って、はえらく大変な仕事量で、写真と説明文をアップしても1ページでしょうが、私にとってはワクワクするページとなっています。
    自身、現在考え進行中の物件があるのですが、なかなか終わりません。
    これからも面白いことアップよろしくお願いします。

    1. ありがとうございます。
      ページ更新の励みになります。そろそろ当ブログサーバーのハードウェアを作り直ししたい所ですが
      自分で組んでも結構費用が掛かる予定で保留です。
      V40もまだネタ的にはあるのですが写真を撮り忘れないように頑張ります。
      また、VolvoのDiceは運用できましたでしょうか。

      1. aki@gpx750です。
        VolvoのDice??そんなものありましたっけ(笑)
        の、状況です。記憶から飛んでました。W

        1. チェックランプ点灯等が無ければなかなか使う事がないですよね。
          純正VIDAが使えるともっと楽しめそうですが・・。

  3. aki@gpx750rです。
    VolvoCeskykcshのHPですが、なくなりました。
    ↑にコメントを入れたすぐあとはちゃんとサイトはあったのですが、7/3に見に行ったらありませんでした。
    https://d5t5.com/
    を発見しましたが、英語じゃないのでどうも後継のサイトかどうか判断できません。
    https://d5t5.com/article/vdash-volvo-diagnostic
    にはVdashのexeが置いてあるのですが、、、
    自分自身は
    旧ページのインストール画面とかはPDF化して保存してある状態です。
    雨が多くて、充電しながらの車との接続ができないため、現在保留中です。

    何かご存知でしたらお教えください。
    よろしくお願いします。
    ありがとうございます。

    1. こんばんは。
      ダウンロードについては d5t5.comのサイトからでも大丈夫です。
      確かに以前のリンク先は無効になっていますね。

  4. 初めまして。V60D4(2017)に乗っています。
    EGRって、やっぱり強烈ですね。永く乗ろうと思ったら、吸気側のカーボンも気にしないといけないわけですね。
    バイクの2ストエンジンの排気側のカーボン削ったりマフラー焼いたりはやりますが、車の吸気側のメンテナンスは私には無理だなぁ…。
    (^_^;)

    1. 初めまして、こんばんは。
      EGRについては排ガス規制の為だと思いますがエンジンにとっては良い事は無いと思います。
      また、ソフトによってEGRバルブを開かないようにしてしばらく経過していますが、今のところ不具合は発生しておりません。

      V60においても分解をすればある程度汚れているとは思いますが、汚れによって重大なトラブルになる可能性はあまり無いかもしれません。
      スワールバルブの固着等があればエラーが出ると思いますので・・。

  5. こんにちは。
    「手軽な洗浄としてワコーズのD1も何度か使用してます」にお尋ね致します。
     以前使っていた ワコーズのフューエルワン(F-1)300mlが無くなり250mlになったようですね。(実質値上げかな?)
    そこで、D-1(1000ml)を購入してみましたが、 軽油50~200Lに対して1本を目安にするが状態に合わせて添加率は0.5~2.0%内で使用する事とあります。
    dohi-netさんはどのようにお使いになりましたか。
    今月30日から1泊2日で長距離を掛けますのでこの機会に洗浄をかけたいのですが、F-1の時は満タン時300ml1本でしたがD-1の1000mlだと多すぎないのかと心配です。
    V40は満タン60Lとして1000mlで1.666%、500mlで0.833%の添加率になりますが、当方のV40はまだ走行23千弱で煤はさほど深刻ではないと思いますので500mlづつ2回に分けて試して見てもいいのかなと考え、ガラス製の計量カップも購入してありますが、さて、どんなもんでしょう。

    1. こんにちは。
      D-1の濃度的には全量でも問題ないですが当方では500ml添加で時間をかけて洗浄を行うイメージで使用しています。

  6. よかったぁ~。 二回に分け実施します。
    有り難うございました。

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