空調機の点検

作業の途中でポンプダウン作業が含まれています。作業手順を間違うと冷凍サイクル内に空気が入り爆発、死亡事故が発生するリスクがあります。ご注意ください。

古いエアコンの点検はみなさん行っているでしょうか。

サーバー部屋の温度が上がってきたのでエアコンを稼働させたのですが、温度の下がり方があまり良くありません。

使用しているのは、自宅を購入した際に、前の家から持ってきた2007年式の200V 5kw機です。新居に電気屋さんが取付してくれた物です。



念のため温度差を測ってみます。最大風量、最低温度で室外機がフルパワーで稼働してから時間を置いて測定。



吸気温度が29度、吐出温度が26度。温度差が3度。通常ならば10度は温度差があるので異常です。



年式が古いのでそろそろ付け替えを検討しますが、手持ちの空調工具で応急処置(ガス補充)をしてみます。



室外機のサービスカバーを開けます。



予測では、高圧側配管が霜付きしているものと推測しましたが、外観上では汗をかいた状態で、正常と思われます。続いてサービスバルブのキャップを取り外します。



気温によって左右されるかと思いますが、0.5Mpaを切っており少しガスが足りないと判断しました。



通常ならば、ガスを充填する場合全量回収した後、秤で計測しながら指定の量を充填します。
(混合ガスの為ガス抜けで比率が変わってしまっています。)
全量回収となると高価な機器が必要になり、古い年式のエアコンをそこまでするのは割に合わない為、追加充填を行っていきます。
吐出温度や運転圧力、エバポレーターの冷媒の流れる音などを確認しながら追加していきます。少し充填した所で吐出温度が22度と下がりはじめました。



さらに追加、温度は18度。



体感でも部屋の温度が下がりだしたので吸気温度も再測定。26度です。



吐出温度が16度、吸気温度が26度で温度差が10度となり正常範囲に入ったところで追加をやめます。室外機のドレンも出ていなかったのが出るようになりました。また、100V機であれば、最大消費電力以内になっているかの確認をワットチェッカーなどで測定しながら充填を行うと更に良いかと思います。



ついでに別の部屋の当方が設置したエアコンも確認してみました。5.6kwと大きめです。冷媒はR32となります。



吸気温度が24度。



吐出温度が13度。温度差11度で正常でございます。2018年でまだ新しいのでこれで異常が出れば私の取り付けに問題があったという事になりますが大丈夫でした。

皆さんも温度チェックを行ってみては如何でしょうか。

追記・・同日夕方。



夕方に気温が落ち着いてきたので再度運転圧力のチェック。念のために石鹸水による簡易リークチェックを行った・・・。するとサービスバルブのキャップの隙間から僅かに気泡がブクブクとしています。



バルブの確認をする為に、ポンプダウンを行い室外機にガスを回収してバルブを取り外してみます。



外観上は問題なさそうです。



スペアに似た形状の物は一応ありますが、既存を増し締めして復旧。



配管内に空気が入ってしまっているので真空引きを行います。



真空引きが終わったら真空保持を確認してからアクセスバルブを閉鎖しポンプを取り外し。室外機のバルブを開放し、エアコンをフルパワーで稼働させます。更に、メーカー推奨値(気温による運転圧力)にまでガスを追加していきます。



試運転中に簡易リークチェック。隙間からの僅かなブクブクが無くなりました。



温度チェック。吸気は低めで24度。



吐出温度が6度。温度差が18度。肌が痛くなりそうな冷気です。

とりあえず解決と致します。運転圧力等は、気温やメーカーによって多少変わる可能性がありますので、メーカーへお問い合わせください。

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