二階に設置されている業務用エアコン(3馬力)がそろそろ古くなってきてカビだらけになっていたので交換する事にしました。
前回、3階の部屋のエアコンを三菱 霧ヶ峰(2023年モデル)に交換して使用している中でなかなか静かでパワーもあり、掃除もしやすいという事で今回も霧ヶ峰を採用します。
今回は 霧ヶ峰 ZDシリーズ ズバ暖 7.1kw(MSZ-ZD7123S-W) 2023年モデルが 15万円で入手できました。
寒冷地仕様なので室外機は現在付いている業務用なみにデカイです。
まずは現在のエアコンを稼働させてガスを回収します。
10年以上トラブル無く稼働していた業務用。冬の暖房もパワーがあり、夏の暑い日でも冷蔵庫のように冷やしてくれる優れものでした。
ポンプダウンの為最後の稼働です。今までに感謝しながらガスを外機に回収して停止させます。我が家で最後の R410a 冷媒のエアコンです。
ガスさえ回収できれば、ブレーカー遮断を行い、室内機の撤去の為外壁6mをはしごで上り、配管カバーを外し配管を切断します。ここで街の電気屋さんの施工した不適切な物が現れた。スリーブは異なるサイズを縦割りして使用しています。これは今回交換する事に。
屋外撤去の際、差し込みコネクタが途中に使用されていた。メーカー側の禁止事項である。少なくともスリーブ圧着接続、融着テープ、絶縁テープで施工すれば安心ではあるが。今回は撤去して途中接続無しで配線します。
室内側から室内機を撤去。下記写真ではスリーブも入れ替え済。
室外機も撤去。
業務用 60kg超えは重いですがなんとか一人で撤去運び出し。
配管とカバーは全長15mなので途中で冷媒管を切断しながら撤去
配管カバーは産廃で 処理料 900円。撤去後のビス穴コーキング処理や壁の配管跡の掃除などを行って 1日終了。
新しく冷媒管20m、化粧カバーはスリムダクトとMDダクト、電線など 材料費 6万円。
新しい配管カバーを屋外に設置します。一度ビス固定をしたら外してコーキング処理して再度固定。屋内外配管カバー施工1日。
いよいよ3日目冷媒管、ドレン、電源線の取り回し。
落ちたら死亡災害になるレベルなので気を付けながら作業。
室内に入る一発目の曲がりは 4分配管のみベンダーで90度に曲げます。そして断熱材を修復して室内へ通します。この時室内機は電源線のみ接続して壁に設置してあります。
新しい室外機も自宅裏の室外機スペースに取り込んで置きました。
冷媒管もいよいよ最終コーナーまで到達。ドレンは二階から雨樋に落としています。(防虫、逆止弁 おとめちゃん取付)
冷媒管を室外機のバルブ長さを合わせて切断フレア加工。電源線も同じく切断、接続。
室内機の方もフレア加工して接続します。
貫通部のパテ処理
カバーはコーキング処理をします。
真空引きを30分行いその後真空度が保たれているか数分待機。
室外機の設置完了写真。
室内機は窓の木枠から10mm透かして設置。前面パネルを跳ね上げても天井に手のひらが入るくらいの隙間を確保。室内は白のMDダクトカバーを設置。
完成でございます。音は静かでスマートフォンで外出先からコントロールも可能です。三階の霧ヶ峰と同じく良い感じです。
私がお勧めするメーカーはダイキンか三菱です。三菱はファンの部分まで手が届き清掃できるようになっていて ダイキンは立ち上がりが早く、補修部品も調べやすい。 富士通ノクリアは音が大きく冷却回路の耐久性に疑問が残ります。(今までの経験による) 日立は水漏れの話をよく聞きます。シャープやパナソニックはよく分かりません。
今回の費用
エアコン本体 MSZ-ZD7123S 15万(量販店では約33万)
材料費6万
業務用エアコン撤去処分、配管、カバー全取り換えを含めてプロに依頼していたらかなり費用が掛かったのではないかと思いますが、今回DIYでかなり節約出来たのではないでしょうか。
ご注意
今回のDIY作業は2階の高所作業が含まれています。転落や第三者災害等発生する可能性がありますのでDIYによる作業はお勧め致しません。また、冷媒のポンプダウン作業では、間違うと大きな爆発が発生する可能性があり大変危険です。