業務用オゾン脱臭機を試す

脱臭機で有名なオゾン脱臭機を試してみました。

業務用の強力なオゾン脱臭機を探すと オゾン 1000mg/h で 20万円。

家庭用の 2mg/h の物で 1万円台。

オゾンは高濃度では有害で無人時の車の脱臭等で使うことを想定して強力タイプを購入する事にしました。

(自宅で洗車中などで利用を想定)

購入候補に挙がったのが 3500mg/hのタイプ。 普通に買うと1000mg/hの物でも20万円。

高すぎて買えませんので、いつもの個人輸入をする事に。

国内 AC 100V、60Hzで使える物を扱っていて評判の良い セラー が見つかったので

そこで購入する事に。

価格は 1万4千円でした。

 

対応の良いセラーだと1週間かからずに届きます。

ozon1

 

付属品は本体、

日本国内用ACプラグ

交換用電極(サービスで付けてくれた)

取説

ozon2

 

ファンが搭載されていてオゾンガスが拡散する。

写真は吸い込み側フィルター

ozon3

 

電源を入れると放電音と共に電極が光っていました。

オゾン匂がかなり きつく 家庭用脱臭機の比ではありません。

ozon4

 

オゾンの発生確認はできたものの

無人環境で使用する以上、製品の内部構造が安全なのか

確認してみました。

製品としては安心して使えそうですが

かなり強力な為、トイレ等で使用すると1分で

危険な濃度になっていると思われます。

必ず無人環境で使用(ペット等も避難が必要)する事、最終的には酸素に戻りますが

必要に応じて換気も必要になります。

 

最後にオゾンについて・・良いことばかりではありません。

国内の安全とされている濃度基準

日本空気清浄協会
オゾンを発生する器具による室内ガスの許容濃度(設計基準、暫定)(1967 年)
最高 0.1 ppm 平均 0.05 ppm

 

濃度による生体影響

0.01ppm 敏感な人の嗅覚閾値
0.01~0.015ppm 正常者における嗅覚閾値
0.06ppm 慢性肺疾患者における嗅気能に影響はない
0.1ppm 正常者にとって不快、大部分の者に鼻、咽喉の刺激(労働衛生的許容濃度)
0.1~0.3ppm 喘息患者における発作回数増加
0.2~0.5ppm 3~6 時間曝露で視覚低下
0.23ppm 長期間曝露労働者における慢性気管支炎有症率増大
0.4ppm 気道抵抗の上昇
0.5ppm あきらか上気道刺激
0.6~0.8ppm 腹痛、咳、気道抵抗増加、呼吸困難、肺のガス交換低下
0.5~1.0ppm 呼吸障害、酸素消費量減少
0.8~1.7ppm 上気道の刺激症状
1.0~2.0ppm咳嗽、疲労感、頭重、上部気道の乾き、
                   2 時間で時間は肺活量の20%減少、 胸痛、精神作用減退

5~10ppm 呼吸困難、肺うっ血、肺水腫、脈拍増加、体痛、麻痺、昏睡
50ppm 1 時間で生命の危険
1,000ppm 以上 数時間で死亡

オゾンガス発生装置はかなり危険ですので

購入先は記載しません。

 

Volvo V40 テレビキャンセラーを設置

Volvo V40 D4 SE 2016にテレビキャンセラーを設置

 

V40_TVC

AVC TVキャンセラー Volvo V40 D4 SE 2016年式対応モデル

TVC-VL1052

このモデルは センターパネルのEXITボタン長押しでバイパス回路が作動し、

ディーラーでの診断やソフトウェア更新を妨げない機構が内臓されています。

シフト位置が P ポジションの時も自動的にバイパス機能が作動します。

このモデルの欠点は取り付け時 PB製のようにコネクタ差し替えタイプではなく

付属のハーネスはぶつ切りの状態で届きますので圧着スリーブ等で結線する必要があります。

 

ほぼ、取説通りで取り付けが可能ですのでざっと掲載します。

キャンセラー本体にダイヤルスイッチがあり

車種ごとに設定する必要があります。

間違うと作動しません。

TVC1

キーはOFF(エンジン停止)状態で シフトを Dの位置に動かす必要があるので

センターパネル裏のゴム製トレーをはずし、

黄色いボタンを押して Dドライブに入れます。

(安全のためサイドブレーキは効かせた状態、平地で実施)

TVC2

 

TVC3

シフトカバーは 前方(センターパネル寄り)の方に

内装はがしを入れてはずします。(写真は後方側)

赤丸の位置にトルクスビスがありますので

二本取り外します。

 

TVC4

エアコンルーバーを内装はがしで取り外し

赤丸の位置のトルクスビス二本を取り外します。

これでセンターコンソールがはずれます。

裏側にコネクターがあるので抜いてください。

 

TVC5

メインユニットが現れるので赤丸の位置の

トルクスビス二本を取り外します。

これでユニットが手前に引き出せます。

 

TVC6

ユニットを引き出すと光ファイバーと一緒になった

コネクターがあります。

電源ラインをテスターで確認し取説と間違いがないか確認後

エンジンルームにてバッテリーターミナルを取り外します。

 

TVC7

黒いコネクタはレバーを引き上げると外れます。

他のコネクターもすべて取り外しメインユニットを取り外します。

メインユニットはHDDが内臓されています。落下厳禁です。

 

TVC8

回路図は掲載しませんので取説で確認してください。

年式によって異なります。

 

TVC9

TVキャンセラーユニットはここに

強力両面テープで固定しました。

これで完成です。(元に戻す時にコネクターの差し忘れなどに注意)

キャンセル中は本体LEDが点滅、バイパス中は点灯になります。

この位置だと最後のエアコンルーバーを戻す前に動作確認が出来ます。

 

V40_Unit

メインユニット裏側の写真。

(参考用)

 

最後に各機能の動作確認を行いました(一部弊害あり)

テレビは走行中OK

EXITボタン長押しでノーマル復帰OK

クルーズコントロールによる減速、停止OK

車間距離警告アラームOK

車間距離警告LED点灯OK

非常ブレーキについては一度作動しました。

車両斜め後方死角警告ランプ (BLIS) 点灯 OK

オートライト作動OK

カーナビ案内 OK

車速による音量補正機能は作動しない。バイパスすれば復帰

パワーステアリング、重さの設定による可変 OK

ラジオの作動OK

異常警告メッセージ無し

バックカメラの作動、復帰OK

レーンキーピングエイドによるハンドルのより戻しOK

MyV40画面にて「衝突警告」と「BLIS」が走行中であっても「待機中」の表示のままとなる。

ただし衝突警告とBLISは実際に機能していました。

表示のみ変わりません。

MyV40

上記の項目の不具合以外、今のところ異常はありません。

また、エンジン停止後、数分で キャンセラーユニットの

LEDが消灯している事からバッテリーあがりの

懸念は無いと思われます。

ご注意

今回の作業では電源ラインなどのハーネスを取り扱い

誤結線や短絡等があると車両ECUの破損、車両火災等の危険性があります。

バッテリーターミナルは取り外して作業を行い、コネクターが抜けた状態で

電源を復旧するとエラーが残る可能性もあります。

すべて自己責任作業になります。

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