V40 D4 煤防止ソフトウェアの導入

先日、D4のエンジンのインマニを分解した際、煤の多さに衝撃を受けました。スロットルやインマニ内に煤が大量に付着する原因は排ガス対策で排気ガスの一部を再度吸気側へ戻している事が要因です。スロットルの上部から戻される為そこからエンジンまでの経路が煤で汚染されます。

分解した際、簡易洗浄を行いましたがこのままではまた煤が溜まる一方です。掃除も非常に面倒です。(前回記事参照)

そこでEGRバルブの制御で排ガスを戻さず新鮮な空気のみをエンジンへ供給する事で吸気側への煤の付着を回避します。(EGRカット)

先日のリコール(O2センサ対策でECM更新)によりECM(エンジン制御ソフト)が更新されましたので、RICAチューニングも再度解析が必要なためRICAへ最新ECMデータを送信します。



リコールで更新された最新ECMデータを吸い取り。PCでRICAへ送信します。



数日後、完成の連絡がありました。 Stage2とStage2 + EGRカット版はリコール済みの最新データがベースです。iSoftloaderへダウンロードします。



ダウンロード後 車両へ書き込み。



書き込み後、ECMバージョンを確認。リコール対策版のバージョンがベースとなっていました。



RICA Stage2だけでも十分パワフルですが EGRカット機能を付加した体感上の違いは高速道路走行の中間加速がさらに良くなっています。

EGRカットソフトだけですと、費用は3万円からとなります。

RICA ASIA
http://rica-asia.com/

煤掃除の記事は下記へ

V40 ディーゼルの煤掃除

洗車後点検第二弾です。V40 D4 ディーゼルの煤掃除をちょっとだけ行いました。

これからの作業内容は部分的な紹介であり、下記通りに作業を行っても分解不可、もしくは復旧不能となる可能性が高い作業です。復旧不可となった場合走行不能となりますのでご注意下さい。




インマニを取り外すには周辺のセンサー類や燃料パイプ等の取り外しが必要になります。洗車ついでに行いましたが狭い場所での手探りの作業も多くお勧め致しかねます。



手前のエアダクトカバーを取り外します。



エアダクトの取り外し。エアクリボックス横面のツメをマイナスドライバーで浮かして横スライドで簡単に外れます。



EGRパイプの取り外し トルクスT30とEGRクーラー側は 10mmスパナ。



燃料パイプの取り外しは両サイドの白いストッパーを押すと外れますが軽油が出てきます。更に奥のホースは青いストッパー。最初の写真の金属製燃料パイプも外しておく。



インマニの固定ボルト(対辺10)を外し、インマニ周辺の白いタンクやセンサー類も必要に応じて取り外した上でスロットルボディ裏側のM5のボルトをソケットドライバーで取り外し。スロットルボディの取り外しは スロットルボディの下部のストッパーを割り箸で浮かすと外れやすい。手前のストッパーはペンチで引く。スロットルの固定ボルトT30は4か所下から上向きに固定されていて小型のラチェットハンドルにT30をセットしてようやく外せました。(インマニが少し動く状態になってからの方が良い)



白いタンクについては1番2番ホースをタンクから取り外し白いタンク固定ボルト(T30)3か所、ストッパはラジオペンチでつまんで取り外し。残りのホースが届く範囲で逃がしておく。



エアクリーナーボックスの取り外し。バッテリー交換の方が簡単に思えてきます・・。



吸気ダクト左にあるのがスワールコントロールバルブ駆動モーター。こちらも取り外し。



金属製燃料ホースの一番左も取り外しますが軽油が出てきます。



スロットルボディの煤。4万キロではこれくらい。



清掃後。ここまで煤が無くなると気分が良いです。駆動部にはグリススプレーをしておいた。



インマニが外れた状態です。後で内視鏡で内部を確認します。



スワールバルブの駆動部は固着した様子はありませんでした。



全体的に煤まみれ。



煤でバルブの形状が分かりにくい状態に。スワール効果は低下しているものと思われる。



インマニ内部。内径が大きく変化するほどではありませんでした。



先ほど割り箸で外そうとしていた部分。



内視鏡で内部の確認。



バルブ付近の内視鏡写真。



バルブ付近の内視鏡写真 2。



バルブ付近の内視鏡写真 3。



パーツクリーナー等を使用して掃除。



煤まみれです。



ウエスとパーツクリーナーの使用。



インマニはセンサーを取り外しをしてからオキシクリーンのつけ置き。その後はジフとブラシで清掃。



つけ置き直後。少し落ちています。



つけ置きとジフによるブラシ清掃。もう少し良い洗剤等がないかが課題です。某社のドライアイス・ショット・カーボンクリーニングはそういう面ではかなり優れていると思います。



その後の様子は実走行後追記いたします。

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