停電時にV40を電源車にする

去年に台風で4日間の停電を食らい、発電機にて洗濯機や給湯器を稼働させました。

ガソリン発電機は大容量な物もありますが、定期的にメンテナンスが必要な事や騒音が問題となってきます。

今年も台風で各地が停電しており、2019/10/12日の台風では問題ありませんでしたが、さらなる対策が必要ではないかと思っています。

V40をディーゼル発電機にする為にインバーター(100V 2000W)を購入しました。



コンセント二か所とUSB電源がとれるようになっています。
バッテリーと接続をしてエンジン始動。いろいろな機器を接続をしてテストを行いたいと思います。



発電電圧は 101V。60.19Hzでした。(50Hz切り替えSWあります)



まず、電動サンダー 550Wを接続してテストします。始動時には大きな電流が流れる為大抵小さなインバーターでは稼働しない物ですが、元気に回り始めました。



次にパナソニックのヒートポンプ式洗濯機です。まず脱水運転をテストしクリア。負担の大きな乾燥運転も10分程度のテストでは問題なく稼働しました!稼働途中に電動サンダーを同時稼働させてもクリアしました。



最後にガス給湯器をテスト。こちらも問題なくお湯が出てきました。

以上の事から以前使用していたガソリン式より騒音が低く、品質の高い正弦波の電力を使用する事が可能になりました。V40には元々サブバッテリーが付いており普通のガソリン車よりは能力があるかもしれません。

使用中、V40の電圧は14V台をキープしていました。更に始動電流が必要なエアーコンプレッサーは始動できず、インバーターが警報を発しました。(過負荷保護作動)

使用容量や使用時間によってはサブバッテリーなどが必要になってくる可能性があります。

インバーター購入時は正弦波出力対応をお勧めします。コンピューター等も動作可能です。

インバーターによっては粗悪品があり、発煙発火事例もあります。(今回選定したインバーターの品質を保証するものではありません。)

また、発電機を宅内分電盤に直接接続する事は禁止されている為延長コードを使用して検証を行っております。

非常用電源、商用電源の切り替え機が販売されており、商用電源を切り離す回路であれば接続可能であると思われます (下部法的要件参照) が作業自体に国家資格が必要になります。 (DIYの為に資格保有しております。)

実施する場合も宅内は単相3線式であるため、片相のみの供給となります。(トランスで回避できますが..)また幹線の漏電ブレーカーは動作しない為注意が必要です。

非常用コンセントをリビング等に独立した回線で設けるか延長コードでの使用が無難な方法かと思います。

エンジン発電機を屋内配線に接続するための法的な要件(DENYOより引用)

電技第61条(非常用予備電源の施設)
常用電源の停電時に使用する非常用予備電源(需要場所に施設するものに限る。)は、需要場所以外の場所に施設する電路であって、常用電源側のものと電気的に接続しないように施設しなければならない。

【要 約】(構外電路作業者の感電事故防止)
①非常用予備電源等では、常用電源の停電時に構外電線路へ電気が流出しないように常用電源との間に電気的あるいは機械的インターロックが設けられた電源切替器を施設するか、又は非常用予備電源等から供給される負荷回路を常用電源側の回路から独立させなくてはならない。
②屋内配線(電力会社)との並列運転に関しては、逆電力が生じたときに引込み線側を切り離す装置(逆電力継電器等)を施設しなくてはならない。
(電技解釈に従うほか、「電力品質確保に係る系統連系技術要件ガイドライン」をもとに、電力会社との協議が必要となる。)

新しいPCをRYZEN9で作る

新しいPCを製作しました。今まで使用していたPCは Intelの i7 4771というCPUを使用していたのですがそろそろ古くなってきたため新たに作ろうと思い立ちました。

PCを作るうえで重要な部品(頭脳)であるCPUは何が良いか迷っていましたがAMD製のRYZEN9 3900X(12コア)の評判がなかなか良かった為、こちらを入手する事にしました。

RYZENの8コアでも良かったのですが、一度作ると長く使うため、良いものを選択しました。 Intelのi9 と悩みましたが・・。

この小さな箱一つで7万円を超えています。(12コアも使いこなせませんが。WEB閲覧やPCゲームくらいです・・。)

AMD RYZEN 3900X 12コア



古いPCから使える部品は流用して足りない部分のみ購入しました。流用したのはグラフィックボード(GeforceGTX 1080 Ti)とSSDドライブ2基。電源ユニットも使えましたが勢いで交換。

RYZEN9 3900X ¥78,980
KRAKEN X62 ¥ 17,189
Thermaltake電源 ¥ 13,883
ASUS X570-F GAMING ¥ 28,524
ViperRGB(メモリ) ¥ 16,590
NZXT H510 Elite ¥ 20,498
ドイツ製 ThermalGrizzly(CPUグリス) ¥ 3,939
全てAmazonで揃える事ができます。



こちらがCPU RYZEN9 3900Xです。
PCを完成品として購入する方はあまり見ることがないかもしれません。



PCケースはLED電飾付きのNZXT H510 ELITEです。
水冷式ラジエーターを搭載するスペースもあります。



こちらはASUS ROG STRIX X570-F GAMING(マザーボード)です。基礎となり、CPUやメモリなどがこちらに配置されます。



CPUをはじめ、各部品を組み付けしていきます。手に持っている小さな部品(CPU)だけで6から7万円です。




下記は怪しいドラッグではありません。CPUと冷却装置を密着させるグリスです。注射器に入っています。3千円ほど。冷却能力に左右される為、評判の良いものを選びました。グリスの性能は 熱伝導率:12.5W/m のような表記があります。素材は純銀やダイヤモンドなど。



こちらはCPUを冷却する為のラジエーターです。自動車のように水冷式で作る事にしました。メーカー製のパソコンではほとんどが空冷式(ファン)が採用されています。



こちらが電源装置。各電子部品に電気を送ります。取付パーツによっては大容量なものが必要になります。今回は余裕の850Wです。



今回の電源ユニットは必要なケーブルのみ接続できるプラグイン仕様となっています。(余分なケーブルが無いのでまとめやすい)



今回流用する事になったグラフィックボード Geforce GTX 1080 Ti まだまだ頑張れそうです。(性能的に)



Patriot Viper Gaming RGBシリーズDDR4 DRAM 4133MHz 16GB(メモリ) RYZENではメモリの相性がシビアなようですが 4000Mhz以上で駆動できるか心配です。



紹介したパーツを組み付け、配線完了。



フロント側もガラスで中が丸見えになっています。サイドもガラスが取り付けされます。フロントにはスマートフォンに採用されつつある USB Type Cの差し込み口や USB 3.1 Gen2などが利用できます。



バックパネル。LANは安定で評判のIntel製です。



MemTest86 メモリテストです。メモリエラーも無く合格です。



後はWindowsのインストール、チップセットなどのインストールを行い完成です。LED電飾は光り方をソフトで制御できます。



水枕まで光ってます。



古いPCとの性能テストの比較です。(Final Fantasy XV Bench) 旧PCでは7682点。



新PCでは 10291点 !



CINEBENCH R20 でのレンダリング性能テスト。旧PC 1513pts



新PCでは 7032ptsでした。かなり性能が向上しました。



HWiNFO64



水冷の冷却モニター。高負荷時 70度、アイドリング時45度くらいでした。

完成PCスペック
【OS】 Windows10 Pro 64
【CPU】AMD RYZEN9 3900X (AM4 3.8GHz 12コア)
【CPUクーラー】NZXT KRAKEN X62
【M/B】ASUS ROG Strix X570-F Gaming
【メモリ】16GB PATRIOT PVR416G413C9K (DDR4 PC4-33000 4133MHz 2枚組)
【グラフィック】Geforce GTX 1080Ti
【SSD】RAID 0 SSD 2台にて実容量 1TB (500GB x 2 WD Blue WDS500G1B0A)
【電源】850W 80PLUS PLATINUM TOUGHPOWER GRAND RGB(Thermaltake PS778 PS-TPG-0850F1FAPJ-1)
【PCケース】NZXT H510 ELITE

DIY好きの方は。メーカーPCにはない自己流PCを作ってみてはいかがでしょうか。

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